「AI救国論」は目次をみてスルーしようか購入すべきかと迷った話。

買う?買わない?

 

「AI救国論」著者 大澤昇平氏
(新潮新書より9/13発売)について目次を見ながら購入すべきか迷った話。

 

いつものように
新刊のチェックをしていると
9/13発売の「AI救国論」が目にとまった。

 

目次を見ながら購入すべきか
迷ったので、その時に感じた事を正直に書いてみる。

 

「AI救国論」は目次をみてスルーしようか購入すべきかと迷った話。

 

 

まず、目次の前に本の紹介が
版元ドッドコムに載っていたので引用する。

 

水平思考でイノベーションを創り出せ! ウェブと人工知能が融合する「AI2・0」前夜――日本経済「失われた30年」からの復権を視野に、注目のテクノロジストにして東大史上最年少准教授が導く最適解。

版元ドットコムより引用

 

正直に言うと、
私はこの分野に疎いので
何を言っていらっしゃるのかよくわからない所が多い。

 

amazonではさらに
詳しい紹介文を読む事ができた。

 

「ウェブ2.0」「AI 2.0」「キャリアパス」「垂直思考」「水平思考」「文理融合でシナジー」

 

など、華々しいキーワードが
そこには並んでいたが、どうも何が言いたいのか理解ができなかった。

 

担当の編集の方が
ド派手な宣伝を考えたのだろうが、

 

これだけ「キーワード」を並べ連ねられると

 

それこそ、AIがキーワードを並べて
自動生成した文章じゃないかと思えて来てしまうから不思議だ。

 

目次から受けた印象と思った事

 

つづいて、目次を見てみた印象。

 

「日本衰退の責任は若手の実力不足にある」

 

もちろん目次を見ただけなので、
中身を見なければ、この見出しの真意は分からない。

 

おそらく、

 

「はあ?そんな訳ねーだろ!」

 

とツッコミを入れさせるのが
目的の、煽り系見出しであろうか。

 

だとしたら、私は見事に釣られたようだ・笑

 

それにしても
年寄りが泣いて喜びそうな言葉である。

 

著者の大澤昇平氏は、
まだ若い著者なのに随分人間のできた御仁であるとみた。

 

でもさ。この国は30年間衰退し続けてるわけで
若者(ここでは仮に30歳以下としよう)に責任を押し付けるのは流石に酷ではないか?

 

今30歳の人が就職して
働き始めたのなんて、大卒なら7年前、院生ならつい5年前だよ。

 

その子らが就職する前の
20年以上もずっと日本は衰退し続けていたわけで、

 

さすがにそれを若者の責任にするのは無理があると思う。

 

まあ、しかし、あくまで見出しに
そう書いてあるだけで、
これは中身をしっかり読んでから言うべきだろう。

 

つい余計な事を書いてしまった。

ごめんなさい。
あくまで見出しだけ見て
感じた気持ちを正直に書いただけです。

 

まあ、多分この本、
私買うと思うので(見事に釣られた?)
編集者の勝ちといったところか・・・。

 

で、この見出しから考えると
この本のメインターゲットは中高年だろうか?

 

もしもそうなら、
じいさんばあさんのために
もう少し分かりやすい目次と紹介文の方がいいはずだ。

 

「ウェブ2.0とAI 2.0 の融合」とか言われても
じいじ、ばあばは口開けてポカンとするだけだと思う。

 

なので、メイン読者層に高齢者を想定している感じでもなさそうなのだ・・・。

 

私には、どこぞのお役所が好みそうな
お堅い将来戦略プランを
広告代理店が無理やり派手に、キャッチーにして宣伝しているかの様に感じてしまった。

 

誰に読んでほしいのか?
どういう人が読んだら役にたつのか?
これがイマイチ分からない、伝わってこない目次と紹介文に感じたのだ。

 

なんだろう。
「誰かに伝えたい。」というよりは

 

どことなく「発表」という香りがする。

 

と、ここで著者の「大澤昇平」さんの
プロフィールが気になって調べてみた。

 

大澤昇平氏のプロフィール

 

大澤昇平氏のプロフィール(wikipedia)

 

Wikipedia を読むに
とにかく天才的に優秀な方だという事がわかった。

 

東京大学の特任准教授であり、
株式会社Daisyの代表取締役CEOでもあるそうだ。

 

学者さんという事がわかったので
私がこの本「AI 救国論」の目次から受けた印象の謎がとけた。

 

学者さんなら、いちいち
私が先に述べた「誰がターゲット」だの「誰の役にたつか」だの考える必要もない。

 

ただ自分の研究成果を発表すればよいのだから。

 

そんなくだらん事に気をまわす必要など
まったくない。

 

「どうだ!俺の研究は。
分かるかな〜?俺のこの考えが。まあ、わからんだろうな〜(ニヤリ)」

 

学者ならこれぐらい
トンガっていてほしいものである。

 

なので、先ほど目次を読んで
受けた印象で、少々失礼な事を書いてしまったが、

 

あれは訂正したい。

 

目次から受ける印象は、

 

「鋭く尖っている」だ。

 

目次からして専門用語
(という程ではないが、分からない人は分からないだろう)や新しいワードがたくさん出てくる。

 

この本を読んで
一番勉強になる方は
IT関連のエンジニアさんという気がした。

 

私は、マネージメントサイドの
人間なので、この本を読んでも
全部が全部わかる訳ではなさそうだ。

 

しかし、ひとつでも二つでも
新しい概念が吸収できたら良しと考えて「AI救国論」を拝読させて頂こうと思う。

 

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